北区の職人さんと若手のコラボが熱い!「第3回北区の職人展」に行ってきました。

Written by 芝田商店会広報部 on 3月 10th, 2010

芝田のある大阪市北区は大阪の玄関口でもあり、都心のど真ん中ですが、そんななかにあっても、じつは伝統的なものづくりや手仕事をしている職人さんがたくさんいて、そのような職人さんたちを紹介する職人展が、北区役所の区民交流プラザで開催されました。芝田の人たちも多数見にいったので、レポを。

今回で3回目で、2/23〜3/5まで開催。今回は、若いクリエイターの卵たちが伝統工芸に触れてコラボする、というものでした。

入口すぐのところにあるのは、提灯風の行灯。安政5年から150年続いていて、天神祭の提灯を一手に引き受けている「提灯舗かわい」さんの提灯に、若い絵師の「図研むしまつ」さんが絵入れと字入れをしてます。

今回は、実際の製作の実演もありました。
提灯の製作も興味深かったですが、絵入れや字入れって、提灯が組み上がってから描くんですね! てっきり、あらかじめ絵入れや文字入れした和紙を提灯に張っていくのだと思っていたので、新鮮な驚きがありました☆

これは、中崎西に店舗を構える「注染てぬぐい にじゆら」さんの手ぬぐいと、染めの型。
注染というのは、大阪発祥の染めの技術で、約50枚を一度に染める、とっても合理的な染めかたです。この作品は、型を若いイラストレーターが描いていて、まさに、伝統と若手のコラボです。

原画とセットになっているものが、もうひとつ。
扇町総合高校の生徒さんがデザインした柄を、大阪にはほとんどいない友禅職人の「水玉堂」さんが染めてます。


若手のクリエイターの卵たちからの提案としては、大阪市立デザイン研究所の生徒さんが、味噌汁専門店「語らいバーみおん」を提案されてました。天満宮で元禄時代から300年にわたって営業されている「とりゐ味噌」さんのお味噌を使って、語らうことのできる味噌汁専門店です。

他、「とりゐ味噌」さんを題材にしたものとして、大阪デザイナー専門学校の学生さんが提案するポイントカードやレシピのリーフレットなどもありました。これなんかは、芝田の商店街でも応用できるかもしれません。

また、こうした展示以外にも、「とりゐ味噌」さんの味噌を使ったフレンチの料理教室も開催されました。これは、上白みそを使ったエビと椎茸のグラタン☆ 美味そうですね〜。

芝田にある宝塚造形芸術大学の学生さんは、アンテナショップの提案をされてました
大阪天満宮の正門から南に一直線に伸びている参道は大川につきあたるのですが、そこにはかつて、天満宮の鳥居があったとのことです。第2次大戦の空襲で焼けちゃったらしく、今、その一体は南天満公園となっていて、参道のつきあたりにはなんと公衆トイレがあるんですが、そこに、かつての鳥居に代わる建築物として、アンテナショップはどうか、と。
天満切子に発想を得たスケルトンな建築物で、景観の邪魔をしないよう、かつ、広がりのある建築物が提案されてます。職人さん同士や職人さんと地元の人たち、ユーザーさんたちが交わることのできる場を、ということのようです。

アンテナショップのモチーフとなった天満切子ですが、北区には、天満切子を今に伝える「切子工房RAU」さんがいます。そちらの若いお弟子さんの作品が、今回、展示されてました。

宝塚造形芸術大学の学生さんたちからは、これ以外にも、伝統の提灯にヒントを得た、コンテンポラリーな照明が提案され、なんとこのなかのどれかが、実際に商品化される可能施もある、とのことです。

「宮地箪笥店」さんからは、桐箪笥をサイズダウンしてジュエリーボックスとして使えるような小箪笥と、現代の住宅事情に応えた移動式の床の間、置床が出品されてました。これは、置床です。移動させたり、二段重ねにしたり、スペースに応じて、どのようにもできるのが特徴です。

今回、「宮地箪笥店」さんが、桐箪笥の洗いの実演もしてくれました。
長年使い込んで古ぼけてしまった桐箪笥も、宮地さんの手にかかれば、キレイに柾目が浮き出て、新品同様に生まれ変わります。いい桐箪笥はこうやって時代を超えて使い続けていくことができるので、こうした技術は、まさにエコです☆

体験教室は、これ以外にも、「御菓子司 八幡屋」さんを講師に迎えての、春のお茶会に使える和菓子の製作体験などもありました。
茶人でもあり、お茶会に出す干菓子や生菓子を、みんなでつくりました。

盛りだくさんな職人展でした。それにしても、我が北区には、こんなにも伝統工芸に従事している職人さんがたくさんいることを知り、また、その後に続く若い人たちもたくさんいることを知る機会にもなり、意味のあるイベントだったと思います。

また次回が楽しみです☆

 

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